されど罪人は竜と踊る④

カスペルは、これまでも傍観者であったし、これからも傍観者だった。

この本は2ヶ月前に発売されて、私が読み終えてから2ヶ月たつのだが、忘れられないせりふ、スプラッタな場面が出てきた。

ただ血まみれなだけではなく、ちゃんとグロテスクなぬめりが表現できていたと思う。お腹いっぱい。浅井ラボちょっとむけたかな。

そのかわり、普通はこう考えるが、その事実はこうも考えられるという驚きは今回薄かった。

しかし、上下巻1600円は回収できたと思う。

後半の充実度からすると、前半の長さが残念だった。ちょっとだれた。前半もライトノベルとしては普通の出来だったのだが、編集、作家の爆走止めればよかったのに。

されど罪人は竜と踊る④ 浅井ラボ ガガガ文庫 2008