足るを知る(その2)

足るを知るって、欲望が満たされないと実現できないかというと、期待値の切り下げでもできる。

結婚生活長続きのコツというか、あんまり期待してないと、良かったと思えることが増えて、にっこり回数が増えるぜ。

何だったかな、今週読んだ本で、なぜ期待するかと言えば、そのほうがワクワクするからだとあったような、

実現することにワクワクする、妄想して楽しくもあるが、妄想臭は自分にダメージる。

少し実行して、嫌な気分にならない程度に苦労ると、手ごたえがあって?充実感があるんですよう。

てのが私の、理想に生きるってやつです。

ベントさんが宗教の人って積み金釣りあげて引けなくなった人と書いていたような、失ったものが大きすぎると執着するので、執着しない程度に軽い気分で実行できるというか。

積み金積み上げないってどういうことか?てか、執着するしないってどういうことだろう。

こだわりが私であるが、実現しないことを恋い焦がれると不満も募る。

いや、望みがあるのなら、恋い焦がれるものがあるのなら、何もないより充実とは言わないが、濃いってのは憧れもある。

幸いなるかな幸いなるかな。と、ここで欲望論(竹田青嗣)とかになるのか。

ニートがほとんど金を使わない、人と関係が切れたら欲望がなくなるのか欲求とか。


足るを知るっつーか、現状に満足するが、理想が実現したらもっとよくなるだろう的に不満を持たずに向上心を持つっつーのはできるかなー

日本でシリアの人よりひどい状況と言えることはあるのか、目に見える貧困でないので、余計につらいか。

つらいことはいっぱいあって、自分の本質をみたさないツラサとは何かて、本来のものである欲求。

私が私であることはどういうことで侵されたとするのか。

自尊心があると人からどう言われても、気にならないわけで。

何をもって自身の世界があるのか、(って昨日の感覚理論と言うか今日も現在進行形か)

みっともないって重いよなーと言うか、相方が「自分はいいけど外に出たら恥ずかしい」言う人だったんで閉口しているというか、

多少の恥はかいてなんぼっしょ。恥をかかないと借金させてくれるんかいって感じだ。

人並みを求める感覚って何だろう?

僕は今ンとこ人並みルートにいるんで、考察が弱いというか、まあ人並みの金はあると、嫉妬も怖いしユニクロで誤魔化すかってな感じで、余計な見栄は張らなくて楽っす。

確信ってどうやって生じるんだろう?

人並みが人に左右されるのなら、付き合う人を変えるとか?

自分が所属する集団って選べるものなのか、選べないものなのか?

醜いあひるの子ってつらいか?尊敬されてないといけないのか?

馬鹿にされるってつらいことなのか、外は外、自分は自分系統の秋津君からしたら、

秋津君の幸いは、人に合わせるのが苦痛でないこともなんだが、合わせすぎてつらいということもなく、適当にへいへい言っときゃいいんだろというか、

世に後ろ向いて舌を出すってことを想定しないのも真面目を求めすぎてつらいだろというか、

足るを知る、それがないと自分が損なわれることがあるのか、大概のことをしても自分がそれでだめになることもなく、それで人生は続く。

やっぱり永劫回帰か、それだけは譲れない欲求、何と引き換えにして後悔のないもの、うーん、ツァラストラ?読み時だが、

連休まで忙しいのよね。


【追記】

橋本治の「89’」は秘密ってのも気持ち悪いし、と言うのがオチの話だったが、私は世間はつらく自分をいじめて来るものだと思っているので、

いじめられないだけで満足っす。

人に対してはできる限りで誠実でありたいと思うが、恥の感覚が分からないというか、顔の見えない世間に対しては自分を守ることを優先するというか、そんなに自分を捧げるものだとは思わない。