図書館で借りた本
「日本の未来を考えよう」(出口治明)
名目GDPは国の経済規模を比較する指標の一つだと書きましたが、より各国の実態に即したGDPの見方として、購買力平価ベースのGDPという指標があります。
1位:中国(17,617)、2位:アメリカ(17,419)、3位:インド(7,376)、4位:日本(4,751)、5位:ドイツ(3,722)、6位:ロシア(3,565)、7位:ブラジル(3,264) (単位:10億USドル、2014年IMF)
日本、意外と検討していると思ったが、人口当たりに直すと、またどう変わるのか
むしろ、経済の専門家は、通常の為替レート(名目為替レート)とは別に、国際決済銀行(BIS)が毎月算出している「自質実効為替レート」という指標を注視しています。
名目為替レートとは二国間で通貨を交換するときに使われるレートです。一方、実質実効為替レートとは、名目為替レートをベースに「貿易量」や「物価」を加味して計算し直した指数のこと。
少し難しく聞こえますが、通貨の「価値」を把握するときに使われる、より実態に近い数値だとご理解いただければ十分です。(略)
2015年6月に黒田日銀総裁が「これ以上の円安はなかなかありそうにない」と衆議院の財務金融委員会で発言したのも、この実質実効為替レートが過去の値からして異常値の領域に入っているからです。
(2015年5月発表値では1980根にこう最低の69.81)
2011年のデータでは、日本の国民負担率は39.8%。
そもそも、年金未払い者が存在するのは国民年金だけに加入している人(自営業者、学生、フリーターなど)の話です。
国民年金加入者の割合は全体の26%弱。そのうち未納者は13%ほどで、年金未加入の人も合わせると、未納率は全体の3.5%ぐらいでしかありません。
96.5%の日本人はきちんと保険料を支払っているのです。
年金支払うより老後は生活保護のほうが生活いいやんという意見も聞きますが、社会保障費が削れらていく中で、いつまで、生活保護が手厚いかという問題はあると思うんですよね。
世界の新聞年間発行部数ランキングでは、上位10社のうち、日本が5社を占めるそうです。
東京の住宅は世界で一番高いと思っている読者もいるでしょうが、日本の住宅が高いのは戸建て住宅の話です(このグラフで日本より高いのはロンドンだけ。つまり、日本は土地代が異常に高いのです)。
マンションやアパートと言った集合住宅を見ると、実は日本はかなりお手頃です。ニューヨークは東京の5倍以上、ロンドンが4倍弱です。
というのも、日本の国会議員給与は月額129万4000円に加えて、約520万円のボーナス(期末手当)があり、年収で見ると約2100万円になります(略)。
これに加えて文書・交通費として年間1200万円、立法調査費として年間780万円(これは党を経由して支給)、さらに秘書3名(公設秘書2名、政策秘書1名)を雇うために約2000万円が支払われています。
合計すると議員一人当たり約6000万円になります。
各国によって諸手当の制度が異なるので、単純に年収だけを比較した場合、日本の国会議員の給与は世界最高水準です。アメリカの2倍、連合王国の4倍にもなります。(略)
日本の農家の特徴として1農家当たりの面積が極めて小さいことが挙げられます。
EUは日本の9倍、アメリカは100倍、オーストラリアに至っては1800倍の規模です。
また日本の農業就業者率は2.4%。アメリカ、ドイツ、連合王国などは1%などで、実は日本は主要先進国の中では最も農業人口が多い国なのです。
この点については、日本経済研究センターが2013年に発表したペーパーに詳しく書いてあります。
それによると、農業保護政策による高関税は市民一人当たり月2003円の負担増に相当し、消費者物価指数を1.1%押し上げているとのこと。
また、所得の低い人ほど日々の支出の中で食料品の占める割合が高いため、実態としては消費税よりよりも逆進性が高く、さらにその負担を消費税率に置き換えると、3.4%の税率に相当するという試算がなされています。
上智大学教授の三浦まり氏の記事によると、世界で女性国会議員の比率が30%を超えている国は40カ国あるそうです。
そして、そのほとんどの国で、男女の比率を法律で定める「クオータ制」を導入しています。
クオータ制を導入している国は100カ国以上もあり、世界ではもはや常識なのです。
「データを未来に活かす データ中心科学の最先端[統計数理研究所]の挑戦」(奥松英幸)
1953年以後5年に一度行われていて、2008年の日本人の国民性調査では、
「あなたにとって一番大切なものは」という設問では”家族”が46%と最も多く、その割合も過去最高になっている。
一方、”金・財産””愛情・精神”という回答が停滞、あるいは減少するなか、”家族”という回答は突出しており、価値観の一元化が進んでいると言える。
保険請求のレセプトを分析すれば、起きているくするの問題が見えるのではないか
危険な飲み合わせとか、また、治療方針の変更をデータマイニングで調べている。
「兵神装備が進める中小ものづくり企業のブランド戦略」(高瀬篤夫、名取隆)
現在の≪エンジニアズブック≫という画期的なノベルティグッズにつながっています。
≪エンジニアズブック≫は、「機械」「化学」「食品」「製紙」「電機」など、さまざまな工業分野の興味深いデータを掲載した技術データ集で、手元にあるとエンジニアは非常に重宝します。
現在では計算機能も付いたWEBサイトも作ったそうだ。
≪ヘイシンモーノポンプサイト≫のコンテンツの一つ、「移送の学び舎」ではポンプ関連の様々な基礎知識を分かりやすく解説している技術コラムで、非常に好評です。