書藪巡歴

増補 書藪巡歴 (ちくま文庫)

増補 書藪巡歴 (ちくま文庫)

昨日の夜、ぱらぱらと、読んでなかったあとがきに目を通した。

すると、

かれこれ、全く悲観的だと思っていた書誌学の未来に、今は一条の曙光が射してきたような気がする。

単行本を出した20年前とは違うのね、ありゃま、というか、若い人たちが阿部先生の学問を吸収しようとしてくれているとか、良かったね、である。

反面というか私の今朝の夢は、大学院に通う夢で、あれ、なんか行けない理由があったよな、そうだ、仕事してたんだ(ドーン!)みたいな、

放送大学で博士課程の募集があるとか、調べてしまうぐらいには動揺した。

ちなみにこの本、江戸時代に出されたと思われる写本の由来を探る、とか、書誌学の一端が見られるのも面白いし、本に対する愛があってもろめた読み易かった。

他のエッセイにも目を通してみたくなった。