書藪巡歴
- 作者: 林望
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2014/12/10
- メディア: 文庫
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昨日の夜、ぱらぱらと、読んでなかったあとがきに目を通した。
すると、
かれこれ、全く悲観的だと思っていた書誌学の未来に、今は一条の曙光が射してきたような気がする。
単行本を出した20年前とは違うのね、ありゃま、というか、若い人たちが阿部先生の学問を吸収しようとしてくれているとか、良かったね、である。
反面というか私の今朝の夢は、大学院に通う夢で、あれ、なんか行けない理由があったよな、そうだ、仕事してたんだ(ドーン!)みたいな、
放送大学で博士課程の募集があるとか、調べてしまうぐらいには動揺した。
ちなみにこの本、江戸時代に出されたと思われる写本の由来を探る、とか、書誌学の一端が見られるのも面白いし、本に対する愛があってもろめた読み易かった。
他のエッセイにも目を通してみたくなった。