訴訟ですか?

研究センターに行った某君は、研究センターはすべてが自分の責任だけど、コンサルは人を動かすのが目的でまだいいんじゃないかと言っていた。

(そういう某君はある産地で革新的なことを取り入れさせて、出世コースを順調に歩んでいる)

普通の農家さんは、我々の情報を咀嚼して自分の圃場に合った(土が砂質か、粘土質かで灌水量も違うし、気温も山の影とかになると下がるし、とか圃場によって条件が違うので、)アレンジする。

どっちかというと人の言うことを聞かないのをどう動かすかが問題である。

こっちの言うことを鵜呑みにしても収量は上がらないが、技術の肝まで変更しても収量は上がらない。

こちらの示すのは選択肢なのであるが、こちらのことを実行すると即収量が上がる、正しいこととして、間違ったことを言ったと言って、訴訟するぞと騒いだ人がいるのである。

前任者から引き継いで、今年は昨年と違うことをしないといけなくて、せっついていたのに、いろいろあって、結局去年と同じむずかしい作型になってしまった。

産地でもないのに土地に合った情報がなくて、今年も失敗する気配が濃厚になった気がして、訴訟すると言われる気がするので、気が重いのであった。というか気が重いで済めばいい問題で、訴訟の保険に入っておけばよかったと猛省中である。

(情報は断言しないようにとか、土地に合っている情報ではないので参考程度に、とかは言っているのだが、そんな違いが分かっているのかどうか)