宅配便で農産物輸出

AFCフォーラム8月号の特集「日本の食、海外進出の課題」で流通経済大学の教授、林克彦氏の記事より。

参考:http://www.jfc.go.jp/n/findings/publish.html

一般的に、海上コンテナ運賃は航空運賃の数分の一以下で圧倒的に安いが、ミニマムチャージが設定されているため、小口貨物では航空輸送より割高になる場合もある。

集荷のトラック輸送でも同様に、輸送ロットがまとまるほどより大型の貸切トラックを利用できる。

輸送ロットが小さければ、特別積合わせトラック(旧路線トラック)となる。

さらに、ケース単位になれば宅配便になる。

日本通運株式会社では、国内産地から海外現地まで農産物の特性に合った一貫輸送サービスに加え、梱包、輸出入通関、インボイス(送付状)などの貿易書類作成、動植物検疫の手配など、農産物に係る貿易代行を含めたソリューションサービスを提供している。

海外消費者あての小口輸送では、仕向け国によっては農産物を国際宅配便で輸出できるようになった。

たとえば、ヤマト運輸株式会社では、保冷車両、クールボックス、保冷航空コンテナを利用して、香港向けにクール宅急便を開始した。(略)

同様に、日本郵便株式会社も海外郵便事業者と共同で、台湾、香港、シンガポール、マレーシア向けに「クールEMS」を開始している。

香港は防疫がゆるゆるだったよね。

オイシックスが海外向け通販をしている(?)とか、

日本と世界共通の認証制度と言えば、やはりJGAPが伸びる余地があるんだろうか、といろいろ妄想を働かせつつ、

小口な農家でも海外に向けて道具は順にそろってきた感じであった。