硝酸塩は人体に毒ではなく有益
という表題の論文が「農業と科学」5月号に掲載されている。
信頼と実績の渡辺和彦氏。ちなみに英語論文もガンガン読みこなす人なのです。
ちなみにそのことは
- 作者: 渡辺和彦
- 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
- 発売日: 2009/10/01
- メディア: 単行本
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でも読んでいた気がする。この本は4度ぐらい読み返したのだが、また忘れたので、所の本だったのだが、自分で買い直そうっと。
1.はじめに
「硝酸塩が有害でないのはまだしも、亜硝酸も有害でないとは信じられない」私の親しい土壌肥料専門家の言葉である。「土と施肥の新知識」(2012年、農文協発行)を読んでいただいたものだが、本冊子もぜひ読んでいただきたい。学問の世界は日進月歩である。
一般の方にもだが、まず土壌肥料の仲間の人々に硝酸塩や亜硝酸塩が世界的にも人間に対しては有益なものと見解が大きく変わっていることを知っていただきたい。
以下、目次だけ
2.一酸化窒素は野菜を食べると胃の中で大発生する
3.硝酸塩を摂取すると胃潰瘍になりにくい
4.NOの血管拡張作用は血圧にも作用する
(略)すなわち、ビートジュースの飲用後は、血管拡張機能が明らかに高くなっていた。
5.野菜・果物の摂取、とくに緑葉野菜摂取が冠状動脈疾患発生率を低下
6.おわりに
(略)野菜の硝酸塩とアスコルビン酸はこのように協力して人体に有用なNOを生成している可能性は高い。
というわけで、「その手の連想でいうと、日本って野菜の硝酸塩規制たしかしてないよね。」との発言があったid:finalventさんには渡辺さんの本を読んだら判断の一助になるのでは?なのであったが、
FDA(?)ではそんな発表はされていない、とか即座に反論が返るかな、でした。