農業ってどれだけ儲けるのかのモデル

昼休みに同僚と話していたら、いろんな場所を回ったが私が担当していた地域は

農協がしっかりしているし、技術が高いし、経営不振農家がいないのでゆったりしていて楽だった、

ということで、ピリピリした農家さんいなかったな、とあれは特別だったのかと反省した。

で、農家の所得はどれぐらいかというと、千葉県では

http://www.pref.chiba.lg.jp/ninaite/shuunouguide/tebiki-05.html

みたいな感じです。

高知県は森林が県土の83〜84%でほとんど平地がなく、それを住宅が占める割合で考えると

農地の確保はなかなか難しいので、2ha,3haの露地野菜農家はほとんどおりません。

暖かいので、冬にハウスの中の気温をあげて16度ぐらいにするのに、

平均気温0度とかいう他のところを比べるとあまり重油を使わなくて安く済むので

冬に暖房たいて夏の野菜を作る施設野菜が多いです。

で、千葉県の施設野菜の所得が535万円である。

これは、うちでいうと平均農家というより割のいい品目のモデル農家(上から2,3割)だな

もちろん、品目によってはそれ以上、それ以下のところではあるし、

上から数%は数百万上乗せされる。

平均農家と比べるとモデル農家は収量125%、上位1%は165%ぐらいの品目もある。

「農で起業する」という本がありましたが、目端の利くビジネスで優秀な人や

まさに芸術家になれる自信があるのなら農家も選択肢として、げふんげふん。

はじめにまとまって出費があるのが痛いけど、

それぐらい計画性のある人でないと成功は覚束ないのでいい関門になっていると思う。

天候とか病気とかどこの農地を借りれるか運も大きいけど。

久松達央氏の本、まだ読んでないです。

キレイゴトぬきの農業論 (新潮新書)

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