楽しんでもらえて良かった
「ライフオブパイっていう映画を見たんですが、あれもしオチが××だと人間に影がなさ過ぎて、ありえないと思うんですよ」
と昼休みに先輩と話していた。
「人間っていうのは、あまりに辛いと感情が自分でわからなくなる。凍るんだよ。ありえないとは言えない」
あれ、それってどこかで聞いた話ですね。
先輩に貸していた「考える生き方」が、一日で返って来ていたのだが、私の読みもずれているしな、と、特に感想は求めていなかった。
続けて、貸した本が「面白かった」と話されて、ちょっとホッとしたのであった。
先輩は、いろいろ確執があった人で、やっぱり自分とは刺さる部分が違ったんだろうな。
自分はその部分は読み飛ばしていました。
自分語りと言うには文章に抑制が効きすぎていて、さっと読み下せるのもよし悪し。
深みをよみとるのに、経験を必要とする本というのも難しいな。
ま、一日で読み終わるってことは、それなりに面白かったんだろうと察するべきだったかもしれないと後になって思ったのであったが、とりあえず楽しんでもらえて良かった。
てか、ハゲの話で盛り上がったの秘密。
というわけで、俺ってかなり柔軟性が出てきたと思っていても、やっぱりくそがつく真面目なのであります。ゲコッと。