GATE7 １〜４

GATE7 4 (ジャンプコミックス)

中二病爆裂、で好きである。

魔法科高校の劣等生はダメなのになぜなんだろうと思うが、劣等生のほうは性格の欠点が見えないからか、俺って素晴らしいナルが年寄りには鼻につくのか。

でも、この本はまだまだ中二病成分が足りていない、（しかし、CLAMPだから補充されるでしょう、きっと）。

時は現代、戦国武将が転生(かどうか突っ込む余地は残す）して、隠威(おに）を使って、豊臣側と徳川側に分かれ、信長の遺体と最強の隠威をめぐって争うと言うあらすじである。

最強の隠威がどんなものか分からないのに争うのがすごいつうか、その辺は家光が快楽殺人症と言うことで誤魔化されている。

敵は悪い奴だ、みたいな、しかし、甘い。

白熱教室の現在、より多くのものを救うために少数を犠牲にしても仕方がないのだ、と言う立場に立つのが中二なのだ〜

家光がパックス・ロマーナを実現できれば、我慢しなければ。

逆に言えば、現在はただの殺人鬼なんだけど。

ところで、中3の国語の授業で、「凧になったお母さん」（だったかな？）という戦時が題材の小説を読まされて、感想を書けと言われた。

中二病の俺は、戦争反対と3秒で書いて、図書館から借りた本を読んでいたのだが、後日みんなの感想が印刷して配られて、はっとした。

俺はロードス戦記とかラノベ読みで、マキュべリのごとく(読んだことないけど）、為政者の側で考えていたんですよ。切り捨てる側で。

でも、庶民であるということは切り捨てられる側だった。切り捨てらるものの痛みを考慮する視点をその時やっと手に入れた。

宮台真司がトロッコ問題で、自分をは5人を救えようとスイッチの切替はできない、と書いていたが、自分は切り替えそうな気がする。

あれから、人の人生の重さをおもんばかる人になれたんだろうか。

というわけで、中二病者的には、人の命の重さを前提にせずに、そこを書き込んで、殺されて、でも居心地の悪い仕方ない理由を、とするには、真田十勇士と言う格好の立場の人がいるな、と思ったりした。

でも、CLAMPなら裏７軒でやるだろうな。

とゆうか、そう書いたら普通の話になっちゃうし、あっと驚く展開を期待します。

あと中二病的に突っ込むと、女の子の孫だったら、父方の祖父の遺伝子はほとんど継いでないというか、(染色体は2組しかないので、２代過ぎると継いでいない人も出る、メンデルが筆をなめていらしいというか、組み換えは頻繁に起こるのかもしれないけど）、理系的には血の濃さと言われると、ちょっと笑ってしまうポイントだったりするのでした。

[訂正]
染色体は47本の2組ですな。あれ、47本だったけ？

[追記]

あれ、染色体が分かれるときは、と、考えると、変ですね。生物偏差値84は過去の話となりにけり、で、すいません。