疑似科学入門

疑似科学入門 (岩波新書)

疑似科学入門 (岩波新書)

西洋では鍼が疑似科学扱いとか、漢方は実効が必ずしもあるわけではないとか、そんなことを聞いたら地面がぐらぐらする。

当たり前に有効なものだと思っていて、その根拠が周りが効くって言ってるから、でもそれってプラシーボ効果だったのだろうか?

きっと私が当たり前に有効だと思っているものも、全然有効でないというのはありふれているんだろう。

マイナスイオン疑似科学というのは評判になったから知っているが、それでも、マイナスイオンドライヤーがいまだに売られていて、信じてしまいそうになる。

疑似科学だってよという話は知っているが、なぜ疑似科学と言われるのか根拠はよく分からない。

誰かが効果があるといい、誰かが効果がないという。

偉い先生が、、、もちろん医学博士が怪しいことは知っているし、大学の先生が専門でないことに入れ込むことがあることも知っている。

だけど、どの先生が信頼していいのか、いけないのかはいまいち分からない。

クラスター水の根拠はないと言っていたが、あなたが信頼できる先生であるという根拠は何かという視点はない。

誰の言うことを信じていいのか、マニュアルがないのか、それが知りたい。

疑似科学入門」の著者は「疑似科学を論じる私が疑似科学だと言われかねないと覚悟している」と書いているし、答えの出ない問題かもしれないが。

というわけで、この本は私が一番知りたいことは書いていなかった。

しかし、疑似科学を3種類に分類したりするところは、科学者ってな感じである。


第一種の占い超能力疑似宗教系、占いが効くと思うのは、人生下り坂もありゃ上がり坂もある。

下り坂にいて占いにすがって、そのうち上がり坂になる。

それは占いのせいじゃないよ。

そのうちまた下り坂になり、信心が足りなかったとか、うわっ


第二種はいわゆる疑似科学で、科学を装って権威づけしているもの。


第3種が意外なことに複雑系

温暖化とかBSE、人体、地震予知、絡む要素が複雑すぎて、今の科学で手に負えないもの。

関係がないと断言できない。

だからと言って関係ないわけでも、、、な。


何が何やら、何を信じてよいのやら。

頼りになる科学雑誌、日経のやつの購入も考えているがあれ1500円もするもんな。