自分のアタマで考えよう
- 作者: ちきりん,良知高行
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/10/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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自分の頭で考えるには、図やグラフを使うと有効らしいが、自分がそれらを使いこなしている姿も想像しにくい。
しかし、社会人×年目、いやいや言っている場合でもないかもしれない。
ちきりんの考えることに対するスタンスに刺激を受けた。
私は頭が固い。
本を読むのは、知識が増えるのが好きということもあるが、いろんな考え方のパターンを知って、それを現実に応用してみんなと差をつけようというさもしい魂胆も持っている。
でもこれって、ちきりんがあとがきで書いている数学の解法を覚えて解くというパターンに見事ハマっている。
でさ、「序章」でちきりんは1970年と2010年のプロ野球のファンの世代別人口のグラフから読み取れることを示せとお題を出している。
自分は日本人は年をとると演歌好きになる、ということを思い出し、若いものがプロ野球ファンにいなくても将来はプロ野球好きになって安泰じゃないかと思ったんだが、、、1970年のグラフはプロ野球好きの若者の割合が多く、ちゃんとグラフから読み取れることじゃないし←アホ
この本の副題が「知識に騙されない思考の技術」とあるが、自分、騙されまくりだよ!
で、ちきりんが自分の頭で考えるということは「物事の良い面と悪い面両方が出てくること」と書いて、自分の頭にガツ〜ンときた。
知識ではなく考えることの枠組みが示される予感がひしひしとして、買うことを決めた。
で、具体的にはこの本を読んでもらうとして、ちょっと実行するには敷居が高いかな、と思わなくもない。
しかし、実際の仕事で考える時間はごくわずか、と書かれ、自分も実際ここで書かれていることをしていない、となると、勤務時間前の仕事の時間を、今日することの段取り準備だけでなく、これから目指す方向を考える時間に回す必要性も感じた。
(ちきりんは我慢耐性が高くて空気が読めないやつをワーキングプアと書いているが、もちっと出社時間を早くしないといけないかな)
あと、頭の回転の速い人は情報をすぐに咀嚼しているわけではなく、「事前に」どの情報が手に入ったらこういう結論になるということを決めてある、というのは目から鱗だった。
ちきりんは自分の頭で考えるためにわざとその道の大家の本を読まないんだそうだ。
私は本を読まない生活は我慢できそうにないが、もちっとブログを書く時間をまじめにとって、読んだ本から何か考えるかという時間を大切にしてもいいかも、と刺激を受けた。
でも、感想は影響受けまくりなことしか書けないのであった。