魔法科高校の劣等生1

魔法科高校の劣等生〈1〉入学編(上) (電撃文庫)

魔法科高校の劣等生〈1〉入学編(上) (電撃文庫)

俺の中二病魂に火をつけた!

雰囲気としてはままれさんや川原さんより好きかな。


題名を見て、そう、時代は「劣等生」だよ。

劣等生でも劣等生なりに誠実に生きればいいんだヨと思ってwkwkしながら読み進めると、主人公は超人だった。

評価システムから漏れるものの、実はものすごく強い。

入試では100点満点をとったりする、(けど実技が学校が評価する分野では弱い)

ヤンのごとくできた人格と思いきや、ケンカを買ったりする。

妹の名誉のためと、言い訳が成り立つようで、口も強いし、屈折した風に書かれているが、実のところ実力のある余裕が透けているようにしか見えない。

劣等感が見えない。

これが中二の理想像か。いや、私も好きですけど(←ちょっと恥ずかしい)

妹から無条件(に見える)愛情を注がれるっていいですよね〜

二等学生の仲間もみんなできるやつに見えるし、劣等生がいかに生きるべきか、を追及してくれたら社会人視点では面白いと思うのだが、それはなしかな。

読み終わって時計を見ると、思ったより時間が過ぎていたのに驚く。

すっかり没入していた。

自分の中二病属性を自覚して、勇者の伝説も読んだら楽しそうかなと思いつつ、来週末本屋に行ったら2巻を買おう。