オクターヴ6
- 作者: 秋山はる
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/01/21
- メディア: コミック
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結局女の子が女の子を好きになるのに理由がいるのか、ついついおっさんは探してしまう。
天上天下を読んでいたら、ソウイチロウ(?)はソウイチロウだから好き、と書かれていて、男の理想がそんなもんなら、女が女を好きになる理由も好きだから、でいいんだろうけど。
とゆーか、何カ月も間を開けて最終巻を読むと、どういういきさつで付き合い始めたのかすっかり忘れていて、まともな感想はあげられそうにないが、最終巻だけの感想を書く。
本巻で、主人公は、恋人に言われた言葉に違和感を持ち、それを引きずる。
主人公の中の恋人像と実際の恋人がずれる。
(いいな〜俺まだ恋人とそこまでの関係じゃないよ。すれ違いを経験しないことには本物の関係でない気がする)
ここで主人公がいつの間にか恋人に疑問を挟めるくらいと対等になっていたことが示されたのではないのかと。
そこから、恋人、自分に入れ込みすぎじゃないかという疑惑が出る。
いや、解けるんだけど、そこで主人公は恋人は自分と違い、自分自身が好きであることが分かり、主人公は自分に足りていなかったものをはっきりと思い知り、うにょうにょと言うのがクライマックスである。
(と要約していいんだろうか。ちょっとずれてるかも)
主人公が出した恋人と付き合う意味は、男×女、女×女どちらでも納得いく、自分も恋人にこう思われたいものであった。
でも変わっていくのを肯定するのなら、相手を取り換えて行く結論のほうが自然な気もする疑惑が完全に払拭されず、なんとなくメルヘンチックな感じも受けた。
今の私は恋人と別れる選択肢を見据えて、今のご縁を大切にと思っていて、ずっとその人一筋な感じが分かりにくい。
実は最後から2番目の場面の意味がよく分からなかったりするだけです。