わたしが正義について語るなら
- 作者: やなせたかし
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2009/12
- メディア: 単行本
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「アンパンマンのマーチの中」に、
愛と勇気だけが友達さ
という歌詞があります。それで講義がきたことがあるんだけど。
これは、戦うときは友達をまきこんじゃいけない、戦うときは自分一人だと思わなくちゃいけないんだということなんです。
お前も一緒に行けと道連れを作るのはよくないんですね。無理矢理ついてくるなら仕方ないけどね。
横断歩道もみんなで渡れば怖くない、悪いことをするときにも群集でやれば怖くないというのがあるけど、責任は自分で負うという覚悟が必要なんだということなんです。
侍魂で笑わせてもらったんですが、それにこんな深い意味があったとは。
友達を求めないのが本義だったとは。
ちょっと説教くさくなりそうで、悲しみを感じさせる文章には格が違うぜ。
その他、90歳のやなせたかしは実母が再婚するためにおじさん夫婦に預けられる話とか今と違う時代に対する想像力が広がった。