NHK連続テレビ小説 つばさ 下

私の行動原理は、変えられないものを受け入れる冷静さと、変えることのできるものは変えられる勇気を(http://d.hatena.ne.jp/akizu/20081214/t)な、どんどんイケイケである。

自己中で周りのことを考えていないことを少々気にしている。

周りが望んでいない選択を自分がしたいとき、ど〜すんの?というのがテーマだったりする。

自分の厨なところを抑えてくれる言葉を捜している。

あるいは周りを不幸にする選択をした結果、魂に悪いことをした結果、幸せになるロジックはあるのか、である。

ま、現実ではやったもん勝ち、なあなあになって、たまに罪の意識にさいなまれるぐらいなんだろうけど、それはそれで一般公約数な道を知りたいと言うか。

「つばさ」はその点、みんなに祝福される選択、丸く納まる結果しかなく、後味の悪さがない。多少すれ違ってもハッピーエンドで余り参考にはならない。

みんな最後にはちゃんと理解される。すれちがいで終わらない。

う〜ん、ちょっと自分には難しかったかな。

家を出て行ったつばさの母は、家に幸せがあることを見つける。

家に縛り付けられていたつばさは自分のやりたいことを見つける。

ただし、それはみんなに祝福されてのことで、周りの反対を押し切る形ではない幸せな着地点である。

この二人の対比として、つばさもみんなに白眼視される選択をして、つばさはそこで幸せを見つけても良かったと思うが、そうすると凡百のドラマと同じテーマになるか?

大人はみんなに迷惑かけて、つまはじきにされても追及したい欲求は、持たないものとして処理するのかなと思いました。

NHK連続テレビ小説 つばさ 下 戸田山雅司原作 坂田理子ノベライズ