NHK連続テレビ小説 つばさ 上

ペトロニウスさんとLDさんのラジオを聴いています。

よく二時間も話すねたがあるな。私にはとても無理です。

お二方はともかく、私にも何か言うべきことがあるときもある。

私は頭がそんなに良くないので、話と話の比較から言葉をつむぎだす。

何と何を比較するのか。データベースを構築するのにも比較する対象を選ぶのにもセンスが求められると思う。

更には、ここがこうなのはこういう意図、つながりがあるからと一本の線が見えたらいいのだが。

実際は、他との類似点、相違点を発見できずに人の語る所をそのまま鵜呑みにしてしまうことが多い。

「つばさ」は夢を追って家を出奔した母が帰ってきたことから始まる。

転職したいという私は、自分の現実が余り見えていないところを自覚しているので、自分の可能性を追うとどうなるのか知りたいこともあって購入決定。

お母さんが出て行ったこともそれなりに同情を持たせられるように作られている。

でもお母さんのその性格なら、出て行った先でそれなりに幸せになっても良いような気がする。

帰ってきてから上手くかみ合うようになった、家の周りの環境と外との環境の違いは何なのだろう。

連続テレビ小説らしく、コテコテの家族再生劇に見えるがその辺ちょっと気になる。

どうしてそういう落としどころにしたのか。ちょっと読めないのが歯がゆい。

分からないなりに何か奥の存在を感じさせる本である。

つばさ 上 戸田山雅司作 坂田理子ノベライズ NHK出版 2009