蛇を踏んでから蛇に気がついた。秋の蛇なので動きが遅かったのか。普通の蛇ならば踏まれまい。蛇は柔らかく、踏んでも踏んでもきりがない感じだった。「踏まれたらおしまいですね」と、そのうちに蛇が言い、それからどろりと溶けて形を失った。煙のような霧の…
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