鳥獣害

新たな赴任地で過ごすこと2週間弱である。

色々とあります。

巡回に出て、車から降りて、何だか小夏(みかん)の皮があちこちに散らばっている。

???

「猿じゃないか?ほらあそこ」

と「民家」の塀の上、立っているところから10mほどのところにニホンザルが居た。

人間が柵に囲まれて生活しているのがガチで、それが出来ないところは泣き寝入りである。

鳥獣害による畑の放棄は見慣れた風景だ。

その日はもう一匹見た。

「ウリボウが畑に居たので、そっと近づき、「わっ」と脅かしても2,3歩動いただけであった。

幼いから人間の怖さがわかっていない」という話も出たし、

「やっぱり猟師も減って、人間の怖さが分かってない」という話も出た。

猿は一匹1万円なんだけど、殺生できる図太さは並の人間が持てれるものではないそうです。

撃とうとしたら拝む類の都市伝説もありますしね。

駆除値段をあげて猟師に各地の鳥獣を取ってもらうようにしたんだけど、

慣れないと地形が分からなくて、効果は出なかったとか、

肉を食べようとしたら血抜きが大事なんだけど、

流通に乗せようとしたら、施設でしないとダメ、

施設にン百万かかるし、山の中でとった重い鹿をどうやってそこまで運ぶねん、みたいな問題もあります。

鳥獣害に合わない作物、唐辛子を育てるのはどうかと思ったりしたけど、

オクラは動物は食べないけど、根を狸が掘っておしゃかになったとか、解決策がない。