TALK 橋本治対談集

橋本治の対談本ありますか」と本屋で尋ねると、なんと平積みであと2冊だった。

ちょっと痛んでいるほうを購入。次の人にきれいなほうを残す。

私は橋本治本に別にきれいさを求めていないからいいのだ。残りも売れますように。

橋本「だから柴田錬三郎賞をもらって、文芸の新聞記者にインタビューされたとき、逆に聞いちゃったんですよ、「どこがいいんですか」って。いいところがわかれば、そこを伸ばしていけばいいんだから。」

高橋「いやだな、受験生みたいで(笑)。」

高橋源一郎との対談は、橋本治ファンにとって押さえておくべき対談。橋本は小説を書こうとするとき、場面の絵が見える、とか。

「蝶の行方」の解説(?)もそこまで考えずに読んでたから、新しい発見がある。

茂木「そういう意味で言うと、小林秀雄が「あっち」と言って、そっちのほうにもし橋本さんが行かれたら、それは最大の「小林秀雄の恵み」ですよね。

小林秀雄のめぐみ」について茂木健一郎との対談は、これを読んだら小林秀雄の本を読んでみたくなる。

ブックオフで「考えるヒント」とか3冊ぐらい買ってあるはずだけど、3Pぐらいしか読んでいない。

そういえば大学生の時、就職したら小林秀雄全集(?)をそろえようと思っていたのだったのを思い出した。

2月(ふたつき)に1冊ぐらいのペースでそろえる生活・・・うっとり。

図書館に置いてあるのは知っているんだけどね。今度注文してみようかなと思って、私にとっても恵みとなるかな。

でもその前に院政の日本人を読まないといけないかな。

「ひらがな日本美術史」も本屋でちらっと立ち読みして、美術史と難しくて手を出していなかったけど、中身はいつもの橋本でちゃんとストーリーがあって面白そうだった。そろえたいと思いつつ本屋からなくなって読んでいない。

なんというか、橋本治の本は結構そろえたけど、存外飛ばし読みも多いし。

心が落ち着いた時に読みたいと思っているんだけど、なかなか意識しないとそんな時間はとれないのであった。

TALK 橋本治対談集

TALK 橋本治対談集

TALK 橋本治対談集 ランダムハウス講談社 2010