六太と泰麒は対比だよね

理想的な組織とは何かをお題に考える。


十二国記の六太と泰麒は対比だよね。

「尚隆がいいというまで目をつむっている」と言った六太と、

知りたいです泰麒は、対照である。

作者がどこまで書くンだか知らないけど。


で、私が興味深く思ったのは、宗国の体制である。

賢い家族が合議制で政務を執り行う。

一人で尚隆の、登極の先を見せる少人数精鋭。

一人対複数、どっちが長持ちするんだか、であるし、長持ちは普通選挙の民主主義ではなく精鋭かとも思った。

ただ、ベスト&ブライテスト的な失敗はどう回避するのか興味ある。

マクナマラ回顧録 ベトナムの悲劇と教訓

マクナマラ回顧録 ベトナムの悲劇と教訓

(読まないと)

グーグルも精鋭を募っているようだが、悪魔の弁護人の用意はしているのだろうか。

石橋を叩けば渡れない

石橋を叩けば渡れない

第一次南極越冬隊は個性豊かなメンバーだったようだが、隊長はどうやって統制したんだろうか

(隊員には絶対納得させて方針を決めるだったような)

理想的な組織体制とはどういうものか、先輩と車の中で駄弁っていたのだが、

NASAで、グループを閉じ込めて生活させたら、年齢とか性別とか同じだとだめで、ばらけていたほうが良かったらしい。ひとつの集団の人が似通っていると、ダメだと思い込んだら、そのままダメな方向へ行っちゃうじゃん」

NASAと言われると説得力が増すなー

価値観がばらばらな人をどうやって一つの組織に所属させようと思うのか、エサは何かなー

と資本主義の続きを考えたくも思ったが(佐藤優の本を読んで、ネタにしたいのだが流れるかな)

とか、やっぱり人と話したら刺激があるな、でした。

(追記)

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス)  ―私たちの働き方とマネジメント

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント

グーグルでは毎週、創業者(つまり経営幹部)に何でも質問できる会議がある。

質問がよいものかどうかは社員が投票で決め、よい評価を集めた質問から幹部は答えなければならない。

お粗末な解答には出席者が赤い札を振って抗議できる。

社員はとびきり厳しい質問を毎週、経営トップにぶつけられる。(略)

ほかにも「あなたに事業計画があれば、それが間違っているということだけは100%断言できる」といったドキリとする言葉が随所にちりばめられている。


11月23日の日経新聞の読書欄より

悪魔の弁護人は確保しているのか。さすがだな。

まあ、悪魔の弁護人の準備をできると言ったら、大きな組織であろう。

スタートアップ時から準備していたら、混乱するだけだろうし、環境に合わせて組織形態を変えるとか、いろいろありそうだけど。

中小企業診断士の勉強したんだけど)