仕事人生のリセットボタン
仕事人生のリセットボタン: 転機のレッスン (ちくま新書 1270)
- 作者: 為末大,中原淳
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2017/07/05
- メディア: 新書
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新聞に掲載された文が良かったので、為末大さんの本を買ってみた。
学び続けること、本を好きな方みたいで、フィーリングが合った。
試行錯誤するのが好きで、自分の言葉で語っている感はすごくした。
本を読んだ伝聞と、自分の言葉のバランスが良い、正しい読書人という雰囲気でした。
おいら理論、人生塞翁が馬も、若いころのレースでこけた経験を活かして、メダルを取ったとか、今度どこか私のブログで使ったろ。
たぶん、人生には、いくつかの上り坂やピークが何回もあるんだと思うんです。僕の持論は、「ピークの下がり始めになってから、次は次は何をしようかって考えるのは遅すぎる」、というものです。(略)
人生において、次に何をするかは、ピークの上り坂の7合目くらいで考え始めてちょうどいいと思っています。
人生塞翁が馬のピークって、自分で作れるんだろうか?
もちろん、今がピークだと判断することはできないとも書かれていたが、人生8年周期っぽいこともどこかで見たような(為末さんは3,4年周期)、
何かを一生懸命やる、熟達してくれば余裕が生まれる、ぽいの?
中原
為末さんは「あの山の山頂」まで行けば、これで山登りは終わる、と思っておられたと思うんですけど、山頂から見えていたのは「次の山頂」だったということですよね。(略)為末
山頂に到達するために頑張るという世界から、どうやってこの山登りを続けていくかということに意識がシフトしていきました
仕事人生がずっと続く、の仕事の部分を十把ひとからげにするんでなくて、目標を1年3年で細かく区切らないと、嫌にもなる窓際族か。
次を仕込む点では、僕は、藤原和博さんの3つの1万人に一つレベルも知っていたりはするので、そっちからの視点もありますな。
一つの専門と横方向の広がりというのも聞いたことがある。
同じことの繰り返し、一つの方法の深掘りは周りの環境の変化に従い劣化するので、次を仕込まねばパターンを変えねばならぬのは分かる。
と、おいらが、今の仕事にぶー垂れる点があるのは、通勤時間の長さと残業時間の長さで、次を仕込む時間が取れないのである。
理想的に余暇時間は3時間は欲しい。
乱読時間、仕事勉強本時間、家族との時間、欲を言えば仕事と家庭と趣味以外にも地域に出る時間もほしいけど、ぶつぶつ。
まあ、今は家庭で死ぬと割り切るしかないけど(ブログ止める止めるサギはしているけど)
働き方改革、一つの方法の深掘りになる残業時間を減らすのはいいことだと思うし、こっちまで波及してこないか期待しないでもないが。
メタ意識を持っている人が良いコーチになりやすい、とか、メタ意識が私の辞書になかったので考え込んだ。
ここではないどこか、自分ではない何かを想像する力かな?
人はそれぞれ正当化理論があり、その人それぞれを学んで、どれが一番いいか、だし、
やっていることの代替はないか、というより、今のベストは本当にこれかと考え続けること、である。
仕事で指示されたことは、言われた通りやるんじゃなくて、目的に沿ったもっといいことがないか考え付くことって、確かに3年働かないと難しいような、
子どものころの選択肢って勉強することしかないのか、我が家の教育方針を考え込んだりした。
「どうしてーなの?」トヨタの5回WHY(?)をドライブ中には聞くようにしたほうがヨカかなー
なんかメタ意識って、単に突っ込み小人、のような気もするが、いない人もいるんだろうか?
あと「失敗の本質」、読まなければと思いつつ積読10年。日本人って方向転換が劇的というか破滅も多いよねっぽい話と思っていたが、妙に思ったと違う方向の掘り方のようなことが描かれていて、うーんうーん、今年中に読んでみたいかなー
と、僭越かもしれないけど、自分の考えていたことをスポーツの世界で具体的に落とすとどうなるか、みたいな本でした。